フォーラム8ラリージャパン2023のLEG2を迎えたAhead Japan Racing Teamは総合19位からスタートとなった。
深夜から降り始めた雨は徐々に強さを増し、朝のサービスを終えると降水量10mmを超える大雨に。路面には落ち葉も落ち、非常に難しいコンディションとなる中SS2へ向かうこととなった。
しかし、前走車のクラッシュによりSS2はキャンセルとなりSS3「Inabu Dam 1」を迎えた。更に雨脚が強まったステージでは2輪駆動には非常に辛いコンディションとなり、総合15位タイムを記録。
続くSS4はコース安全上に理由からSS2と同じくキャンセルとなり、お昼のサービスを迎えた。
お昼前から雨は上がり始め、路面状況は好転していくと予想したものの、まだまだ乾く状況には至らないと判断。翌日以降のタイヤを温存するためウェットタイヤのままAheadプジョー208ラリー4を送り出した。
改善しつつある路面状況で迎えたSS5「Isegami’s Tunnel」は格上のラリー2車両に割って入る総合12番手タイム、SS6「Inabu Dam 2」とSS7「Shitara Town 2」も同様に13番手タイムを記録。
総合順位を13位まで上げ夕方のサービスを迎えた。
好タイムを記録したSS5であったが土手との接触があり、修復作業やスプリング交換をはじめとするドライへのセットアップ変更など短いサービスながらメニューの多い作業となった。
メカニックの懸命な修復作業と素早いセットアップ変更により想定時間よりも早く作業を終えて再びSSへと送り出した。
LEG2最終のSS8はSS1同様、豊田スタジアムで開催。2台同時走行で行われるステージとなった。
ここでは新井大輝選手の父、新井敏弘選手との対決となり日本中のラリーファンが待ち望んだ対決が実現したSSとなった。
路面は濡れている状況で2輪駆動には非常に厳しいコンディションであったが5.8秒の大差をつけて見事勝利。
総合12番手タイムを記録しLEG2を終えて総合12番手までジャンプアップした。
明日はSS9からSS16までが行われる。
DAY | SS | ステージ名 | 走行距離 | タイム | クラス順位 |
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DAY 1 | SS 1 | TOYOTA STADIUM SSS 1 | 2.10 km | 2:04.6 | 19位 |
DAY 2 | SS 2(※) | Isegami’s Tunnel 1 | 23.67 km | 21:39.8 | ――― |
SS 3 | Inabu Dam 1 | 19.38 km | 15:57.0 | 19位 | |
SS 4 | Shitara Town 1 | 22.53 km | ― SSキャンセル ― | ||
SS 5 | Isegami’s Tunnel 2 | 23.67 km | 21:03.8 | 12位 | |
SS 6 | Inabu Dam 2 | 19.38 km | 14:08.2 | 13位 | |
SS 7 | Shitara Town 2 | 22.53 km | 16:22.9 | 13位 | |
SS 8 | Toyota Stadium SSS 2 | 2.10 km | 2:11.0 | 12位 | |
合計 | ――― | ――― | 135.36 km | 1:33:27.3 | 12位 |
※SSキャンセルのため暫定タイム。