天候が目まぐるしく変化した最終日となるDAY4ではSS15~19が行われた。
天気予報では雨が降る可能性が高いことから、AJRTをはじめ全チームがタイヤ選択に悩まされることになった。
また、雨用のサスペンションセッティング変更も行われ、クラス2位とは3分以上の差がある中、最後まで攻め続ける戦略を取りサービスから送り出した。
午前中に行われたSS15~17では上りのコースとなっており、車両のパワーや駆動方式を考えると非常に苦しい中では合ったが、21番手、17番手、23番手タイムを記録。
総合順位を15位をキープしたまま、最終のSS18、19を迎えた。
雨が徐々に激しさを増すSS18、19ではSS18を15番手、最終のSS19を12番手タイムで駆け抜け、見事総合15番手クラス優勝を勝ち取り、WRC JAPANを終えた。
今回が初陣となったAJRTにとって最高の形で締めくくる結果となった。最後のセレモニーでは雨も降る中、多くの観客がAJRT、新井大輝選手、イルカ・マイナー選手へ惜しみない拍手を送った。