Rally 三河湾 2024 Supported by AICELLO LEG2 レポート

遂に四輪駆動車での参戦にこぎ着けた Ahead Japan Racing Team はラリー三河湾の LEG2
を迎えた。全日本ラリーにおけるチーム初優勝に向け、チームも士気もより高まる一日とな
った。
LEG1 に続いて晴天で迎えた LEG2 の路面もドライ。セクション 3 の SS9～SS11 の走行を
迎えた。昨日の最終 SS ではトップとの差を縮めたものの、セットアップが完璧な状態では
無かった Ahead シュコダファビア Rally2。SS9、SS10 はトップに対して差を縮めることが
できず 12.8 秒差でスタートしたもののセットアップが決まらないマシンに苦労し 26.7 秒
差まで広がってしまった。SS11 では、トップタイムを記録するも SS キャンセルとなりタ
イムは記録されなかった。
終始アンダーステアの状態で好みのセットアップになっていない状態ではあったが、次戦
以降のデータ収集を含め最終サービスでは予定外となるスプリング交換を決断。メカニッ
クの懸命な作業により足回りのセッティング変更を行った Ahead シュコダファビア Rally2
を再び SS へ送り出した。迎えたセクション 4 では SS12～SS14 を走行。SS12 では 8.8 秒縮
め、このままの勢いで追い上げたかったものの、SS13 ではトップから離される展開に。最
終の SS14 ではギャラリーが見守る中、約 600m という短い SS にも関わらず 1 秒以上引き
離す脅速タイムを記録するも総合 2 番手でラリー三河湾を終えることとなった。
次戦の全日本ラリー選手権は 4/12～4/14、佐賀県の唐津で開催される。