初日LEG1を終えたYUHO RALLY TANGOはAhead Japan Racing Teamとして厳しい戦いを強いられた。ドライバーの新井大輝選手、コ・ドライバーの毛利太哉選手はJN1唯一の2輪駆動車両プジョー208ラリー4を駆り、格上のラリー2車両やAWD車両へ立ち向かった。LEG1終了時クラス4番手となったAhead Japan Racing Teamはライバルチームのトラブルによりクラス3番手に浮上している。
前日の夜から雨が降り路面がレインと変わる難しいコンディションとなる中、レインセットアップへ変更したAhead プジョー 208 ラリー4はセクション3のSS7~SS9を迎えた。
SS7は予想通りレインコンディションとなりFFにとって非常に厳しい条件となったが、クラストップタイムを記録。SSクラストップタイムはAhead Japan Racing Teamにとって初めてのことだった。ここから大きく巻き返しを図りたい矢先、路面状況が徐々に回復し始めるとAWD車両が好タイムを記録し始めSS8クラス5番手タイムに終わる。厳しい展開になるかと思われたが続くSS9をクラス3番手タイムで走りきりセクション3終了時にてクラス3番手をキープしサービスへ帰還した。
午後のセクション4に向けた最終サービスではドライ用セットアップに変更、タイヤ交換や足回りのセッティング変更など多岐に渡り、再びAheadプジョー208ラリー4をSSへ送り出した。
迎えたセクション4ではSS10~SS12を走行。SS7~SS9と同じステージとなった。路面状況が更に回復しドライコンディションでの走行は苦しい戦いが予想されたものの、ドライバーとコ・ドライバーの抜群のコンビネーション、マシンセットアップが功を奏しSS10をクラス3番手タイム、SS11をクラス4番手タイム。最終SS12をクラス4番手タイムを記録する安定した走りを見せ、クラス3番手でフィニッシュ。前回参戦の唐津に続いてクラス表彰台を獲得した。