全日本ラリー第3戦、ツール・ド・九州2023 in唐津、Ahead Japan Racing Teamとして2回目の出場となった。前戦同様ドライバーに新井大輝選手、コ・ドライバーには金岡基成選手を迎え、JN1唯一の2輪駆動車両プジョー208ラリー4を使用し、格上のラリー2車両とAWD車両と争う。
金曜日から降り続いた雨は止むこと無く、向かえた土曜日のLEG1。路面が大きな水しぶきを上げるほど路面状態は悪く、レインタイヤを4本装着しセクション1のSS1~SS3を迎えた。
SS1から攻めの走りを続けるものの、FFにとってはスタートだけで数秒のビハインドを背負う苦しい展開となり、SS1を6位、SS2を7位、SS3を5位タイムとなり、クラス5番手(総合6番手)につけた。
午後のセクション2に向けた最初のサービスでは、タイヤ前後ローテーション、足回りのセッティング変更を済ませ、Aheadプジョー208ラリー4を送り出した。
迎えたセクション2では、SS4~SS6を走行。SS1~SS3と同じステージとなった。ここで濃霧の発生など天候はさらに悪化したものの、セッティング変更がAhead Japan Racing Teamにとって大きな結果をもたらした。SS4、SS6で総合2番手タイムを記録SS5も総合3位タイムを記録しクラス2番手(総合2番手)でLEG1を終えた。
明日のLEG2ではSS7~SS12が行われる。
新井大輝
「一巡目(SS1~SS3)はもちろん雨が降っていましたが天気予報だと曇りとなっていました。基本山の中はずっと雨が降っていたので、思っている展開と違いました。2本目の午後のセクション(SS4~SS6)の方が割と雨は乗ってたかなっていう感じの印象でしたね。サービスでちょっとアンダーステアの傾向が強かったので、ショックのセットをちょっと変えました。そうしたらしっかりタイヤが走るようになったので、そこから無理しなくてもタイムが出るようになってきたのは良かったです。そのおかげもあって一気に総合2位までジャンプアップして。最終日をレグ 2の迎えるわけですけども、全体のラリーの組み立てとしては良かったかなって思います。
明日がちょっとどうなるか分からないですけど、チームとしてもだいぶ成長しているなっていう風に思いますし、何も言わなくてもしっかり準備して、今までのようなアタフタ感はなくなってきているので、チームのあの傾向としてもすごいいい方向には動いているのかなという風には思っています。
金岡基成
「午前のループ(SS1~SS3)やっぱ元々路面が湿っていたというのもあったので、結構難しい路面だったんですけど、 2 ループ目で大輝さんがセットアップ変えたことで結果的に上にいることができたのですごい良かったなって思ってます。 2 ループ目(SS4~SS6)が結構霧がかかっててペースが乱れてしまってロストに近いようなことをしてしまったので、そこだけが悔いですけど、明日も同じようにまた霧が出るかもしれないですし。大輝さんを速く走らせられるように、そこを反省点として、明日はちゃんと読みたいなと思ってます。