全日本ラリー第2戦ツール・ド・九州2024のLEG1を総合トップで終えたAhead Japan Racing Team。後続には25秒以上の大差を付けLEG2を迎えた。
LEG2はSS7~SS12の6本で争われた。この日の唐津は前日よりも気温が高くなり、路面温度も上昇。タイヤに厳しい戦いそして路面のコケとハイスピードなレイアウトであったことから更なる激戦が予想された。まず行われたSS7では2番手タイムを記録すると、SS8を3番手タイムで駆け抜け後続との差を見ながら堅実な走りでトップをキープ。午前中最後のSSとなるSS9では再びトップタイムを記録し、先頭で路面状況が悪くタイムが出しづらい中ではあったもののコ・ドライバーの松尾選手との抜群のコンビネーションで速さを見せつけた。
最終のサービスでは、後続との差も十分にあることから次戦以降のセットアップを確認するべく足回りも新たなセッティングをテストする余裕も見られた。 そして残り3本のSSもSS10を2番手、SS11をトップタイムそして最終のSS12を走行。SS12でも好タイムを記録していたが、計測機器の不具合によりSSがキャンセルとなった。 LEG1からトップの座を一度も譲ること無くAhead Japan Racing Teamは全日本ラリー初優勝を遂げた。本ラウンドでコ・ドライバーを務めた松尾選手とっては全日本ラリー初参戦で初優勝という快挙でもあった。
今回が初ラリーとなったJN-2 MORIZO Challenge Cupにフォーミュラで経験を積んだ稲葉摩人選手、立久井大輝選手組もLEG1に続いてLEG2も堅実な走行を続け、クラス11番手でこのラリーを完走した。
次戦は愛媛県で第3戦、久万高原ラリーが4/26~4/28に開催される。